電子メール(Eメール)は、スマートフォンやパソコンなどの情報端末(デバイス)を介して、ユーザー同士がメッセージを送受信する仕組みです。メールという言葉は、直訳すると「手紙」を意味します。昔は、電話以外で人とコミュニケーションを取るには、郵便局や郵便ポストまで行き、封筒やハガキを使う必要がありましたが、電子メールの登場により、クリック一つやタイピングだけで手紙を送ることができるようになりました。
電子メールは、直接Webとは関係のないインターネットプロトコルであるSMTP(SendMailTransferProtocol)などを使用しています。表面的にはGmailなどのWebブラウザ上でメールを見ることができますが、実際のユーザー同士の通信にはSMTPが使われています。
電子メールを使うことで、文章だけでなく画像も送受信できます。昔の手紙やハガキでは、画像を印刷したりノリで貼ったりする必要がありましたが、電子メールでは容量の制限内であれば何枚でも画像を添付できます。HTMLメールでは、文章の中に適切な位置に画像を貼り付けることもできます。
さらに、PDFファイルやWordファイル、Excelファイルなども自由に添付できます。本来ならば、大量の文章を送るにはダンボールで郵便局に持っていく必要がありますが、電子メールではほぼ無限の容量の手紙をやり取りできるのです。
電子メールの登場により、私たちは非常に便利な世界に住んでいると言えます。コミュニケーションの方法が大きく変化し、情報のやり取りが以前とは比べものにならないほど簡単になりました。