この動画は、インターネットとウェブの違いについて説明しています。多くの人はインターネットとウェブを同じ意味だと思っていますが、実際にはそうではありません。ウェブはインターネットの一部であり、インターネットの方が上位の概念なのです。
インターネットとは、インターネットプロトコル(IP)技術を利用して、コンピューター同士を相互に接続したネットワークのことです。かつては、パソコンを楽しむためにソフトウェアを買ってきて、自分でインストールする必要がありました。秋葉原や大阪のヨドバシカメラなどに行って、大きな箱に入ったソフトウェアを購入し、フロッピーディスクやCD-ROMからインストールしていたのです。
しかし、インターネットが普及すると、こうした作業をしなくても、他の人のパソコンにインストールされているソフトウェアを利用したり、データファイルをやり取りしたりできるようになりました。つまり、インターネットそのものが、無限の可能性を持つソフトウェアのようなものになったのです。
そして、インターネット上では、IPを利用して様々な技術が生まれました。その中の一つがウェブ(ワールドワイドウェブ)なのです。つまり、ウェブはインターネットの応用技術の一つであり、インターネットの一形態にすぎません。
このように、インターネットとウェブは同じものではありません。インターネットがコンピューター同士を接続する基盤であるのに対し、ウェブはその基盤の上に構築された応用技術の一つなのです。この違いを理解することは、ITの世界を学ぶ上で重要なポイントだと言えるでしょう。