ウェブマスター4級動画の要約

【4級 動画54】D2C:メーカーから直接消費者へ商品を届ける

D2C(Direct to Consumer)とは、メーカーが卸売業者や小売店を介さずに、直接消費者に商品を販売するビジネスモデルのことです。従来の流通システムでは、メーカーが卸売業者に商品を販売し、卸売業者から小売店に商品が渡り、最終的に消費者が小売店で商品を購入するという流れが一般的でした。

しかし、ヨドバシカメラやヤマダ電機などの大規模な小売チェーンの台頭により、流通システムに変化が生じました。大手小売店が卸売業者を介さずに直接メーカーから商品を大量に仕入れるようになったのです。これにより、卸売業者の影響力が低下し、メーカーから小売店、そして消費者へと商品が流れるようになりました。

さらに最近では、メーカーが小売店をスルーして直接消費者に商品を販売するD2Cモデルが増えてきています。例えば、パナソニックのレッツノートは、メーカー直販サイトで購入すると豊富なカラーバリエーションから選べるのに対し、ヨドバシカメラなどの小売店では色の選択肢が限られていました。また、AppleのMacBookやMicrosoftのSurfaceなども、メーカーのウェブサイトから直接購入することが一般的になっています。

D2Cモデルでは、メーカーは消費者との直接的なコミュニケーションを通じて、ニーズを把握し、迅速にフィードバックを得ることができます。また、流通コストを削減できるため、価格競争力を高められる可能性もあります。一方で、物流や顧客対応などの面でメーカーの負担が増える点には注意が必要です。

今後、D2Cモデルはさらに拡大していくと予想され、従来の流通システムとの共存や、メーカーの対応力が問われることになるでしょう。

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