この動画では、パソコン通信とインターネットの違いについて解説されています。
パソコン通信は、インターネットが生まれる前からあったパソコン同士のネットワークです。NECや富士通、シャープなどのメーカーが、それぞれの機種ごとにネットワークを提供していました。しかし、これには欠点がありました。
一つ目の欠点は、メーカーごとに分断されていたことです。NECのパソコンを買った人は、シャープや富士通のネットワークには入れませんでした。
二つ目の欠点は、メーカーがネットワークを独自に主催していたことです。問題が起きれば全員に影響し、メーカーが指定した機器やソフトウェアを買わなければなりませんでした。また、メーカー間の互換性がなかったのも問題でした。
一方、インターネットは、世界中の人々が平等につながることができます。階層構造ではなく、どこからもコントロールされない、オープンで互換性のあるネットワークなのです。
インターネットの最大の魅力は、この「オープン性」と「互換性」にあります。中央に君臨する企業がなく、参加者全員が平等につながっているところが、インターネットの根源的な魅力だと言えるでしょう。
パソコン通信からインターネットへの移行は、ネットワークのあり方に大きな変革をもたらしたのです。