この動画では、前回解説したFTPの実際の使い方について、より詳しく説明しています。
FTPクライアントソフトを使えば、誰でも簡単にウェブサイトを公開できます。動画の制作者は、Mac環境とWindows環境の両方のFTPクライアントソフトを紹介しています。
まず、Mac環境では「Filezilla」というソフトを使用。サイトマネージャーでアクセス詳細(ホスト名、ユーザーID、パスワード)を入力し、接続します。
接続すると、右側の「リモートサイト」に契約しているWebサーバーが表示されます。ここで「パブリック_HTML」というディレクトリを開くと、一般の人が閲覧できる公開用フォルダにアクセスできます。
左側の「ローカルサイト」は、自分のパソコンやスマホの中身を表しています。ここから公開したいファイルを選び、右クリックして「アップロード」を選択するか、ドラッグ&ドロップすることで、リモートサイトへファイルを転送できます。
転送されたファイルは、ブラウザのアドレスバーにファイル名を入力することで、世界中の人が閲覧可能になります。
これは、アナログ時代に比べて革新的なことだと言えます。かつては書類を送るのに郵便局に行き、郵送するのが一般的でした。CO2排出量も多く、環境に優しくありませんでした。
一方、FTPを使えば、一瞬でファイルを転送でき、同時に多くの人がアクセスできます。バイク便を何度も呼ぶ必要もなく、環境にも財布にも優しい方法だと言えるでしょう。
FTPは、私たちに大きな力を与えてくれる技術なのです。