マッチングサイトとは、ニーズを持つ者同士を引き合わせるサービスです。一般的には、Yahoo!パートナーのような出会い系サイトや、合コンセッティングサービスが知られています。
ビジネスの世界でも、マッチングサイトは有効活用されています。例えば、商工会議所が運営するザ・ビジネスモールでは、会員企業が自社の情報を登録し、発注先を探す企業とマッチングできます。製造業界では、NCネットワークやイプロスなどが、部品の発注企業と受注企業をつなげています。美容業界にも、美容健康EXPOのようなマッチングサイトがあります。
マッチングサイトのメリットは、安価で質の高い商品やサービスを提供できる企業と出会えること、競争力のある商品を登録すれば即効性があることです。
一方、デメリットも存在します。最安値を求める発注企業が多いため、過当競争に陥りやすく、儲からない案件ばかりになる可能性があります。また、発注企業側が予算以上の要求をしてくるケースもあります。
そのため、マッチングサイトに頼りきるのではなく、自社のウェブサイトを持ち、SEOやリスティング広告などで集客力を高めることが重要です。マッチングサイトはあくまでも補助的なツールと捉え、自社の強みを活かせる案件を選択的に受注することが望ましいでしょう。