ウェブサイト制作の流れの中で、ステップ5はサイトマップの作成です。サイトマップを作成する目的は、サイト全体の構成案を決めるためです。
サイトマップには、ハイレベルサイトマップと詳細サイトマップの2種類があります。ハイレベルサイトマップは、サイト全体の漠然とした構成イメージを表現します。例えば、トップページから「初めての方へ」や「製品一覧」、「会社情報」などのページにリンクを貼り、さらにそれらのページから関連するページに移動できるような構成を考えます。これはすごろくやシミュレーションゲームのように、ユーザーの動きをイメージしながら設計していく楽しい作業です。
一方、詳細サイトマップ（またはディレクトリーマップ）は、より具体的な最終的なサイトマップを作るために使用します。通常、エクセルなどで作成し、第1階層がトップページ、第2階層がトップページから行けるページ、さらにその下の階層も表現します。各ページのディレクトリ名、ファイル名、タイトル、メタディスクリプション、その他のメモなどを記載します。
詳細サイトマップまで作成すれば、サイトの半分が完成したようなものです。あとは、この詳細サイトマップに基づいて、一つ一つのページをどのように作成すればよいかを考えていきます。これは、大きなビルや家を作る際に必要な材料を決めたり、漠然とした設計図を描くようなものです。
次のステップ6では、ワイヤーフレームの作成に進みます。サイトマップ作成は、ウェブサイト制作において非常に重要な工程だと言えます。
