売れるサイトを作るには、ターゲットユーザーとペルソナの設定が非常に重要です。ターゲットユーザーを決めることで、そのユーザーの心に刺さるような文章の書き方やWebデザイン、色使い、動画などを作ることができます。
現代社会では、人々のニーズや欲求がバラバラになってきているため、ターゲットを決めずにサイトを作っても、誰にも響かなくなってしまいます。そのため、2人の子供がいる夫婦や赤ちゃんを育てるお母さんなど、具体的なイメージを持ってターゲットユーザーを設定する必要があります。
ターゲットユーザーを設定する際の切り口として、B2CとB2Bの違いがあります。B2Cは企業が消費者に提供する商品やサービスのことで、ターゲットユーザーは消費者になります。一方、B2Bは企業間の取引のことで、企業の担当者が仕事で必要としているサービスや商品を売る活動のことを指します。
さらに、ペルソナを作成することで、ターゲットユーザーをより詳細に設定することができます。ペルソナとは、自社の商品やサービスのターゲットユーザーを架空のユーザー像として構築することです。年齢、性別、職業、住所、年収、関心事などを詳細に設定し、まるで小説のキャラクターのように描写します。
ペルソナを作成することで、Web制作会社の人はどのようなデザインがそのユーザーに最適なのかがわかり、ライターは理解してもらえるような文章の書き方がわかります。ペルソナは1種類だけでなく、3人分や5人分作成してもよく、それぞれが全体としてまとまりのある特徴となるはずです。
次回は、これらのビジネス的な素材に基づいて、実際にサイトをどう作っていくかという話になります。ステップ5のサイトマップの作成が次回のテーマです。