この動画では、ディレクトリ型検索エンジン、特にYahoo! JAPANのディレクトリ(カテゴリー)について詳しく解説しています。
2006年から2007年頃、Yahoo! JAPANのディレクトリに登録されるかどうかは、ウェブサイトにとって非常に重要でした。登録されれば、アクセス数が大幅に増加したからです。動画の制作者自身も、当時のYahoo! JAPANの編集者に取材し、登録基準などについて話を聞いたそうです。
しかし、登録審査に合格するのは簡単ではありませんでした。内容が未熟だと判断されると、何度申請しても登録されませんでした。時代が進むにつれ、ウェブサイトの数が増え、合格率は数パーセントにまで下がりました。さらに、ビジネス目的のサイトは審査料を支払う必要がありました。
ディレクトリ型検索エンジンのメリットは、有益な情報が整理されていることです。当時のロボット型検索エンジンは、質の低いサイトも自動的に登録されてしまうことがありましたが、Yahoo! JAPANのようなディレクトリ型は、プロの編集者が厳選したサイトのみを登録していたため、ユーザーの満足度が高かったのです。
また、カテゴリー別に分類されているため、ユーザーは自分の興味のあるジャンルのサイトを探しやすくなっていました。キーワード検索も可能でしたが、検索結果はカテゴリーページへのリンクが表示される仕組みでした。
ディレクトリ型検索エンジンは、人間の編集者によって管理されているため、情報の質は高いものの、登録までのハードルが高いという特徴がありました。多くのウェブサイト運営者にとって、Yahoo! JAPANのディレクトリに登録されることは、大きな目標であり、悩みの種でもあったのです。